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旅行記 > 薫風につつまれて Ⅱ
今日と明日は自然公園をめぐりながら、のんびりと過ごす予定。
ホテルのスパといい、健康的な食事といい、今回はリゾートですね。
私には珍しいゆったりとしたスケジュール。
心までリフレッシュするよう過ごしたいなと思います♪
鍾乳石
さて自然をバックに、昨日に引き続き豆知識を投入していこうと思いますが、今回は5月下旬の訪問ということで、季節は初夏。過ごしやすいし、花々が咲き乱れてとてもきれい。
5月は「季節の女王」と言われたりしますが、韓国では特にその傾向が強いようです。サツキやツツジ、早咲きのアジサイなど、花々のコラボが楽しめるのもこの時期ならでは。
韓国の盆栽
この季節を過ぎて、6月後半から8月の頭くらいまでは、韓国では梅雨。雨の日が多くなるのでお出かけにはむきません。
しかし日本のように一日中雨がしとしと降ることはなく、スコールのようにザーッと降って終わることが多いそうです。
大体1、2時間といったところで。だから店に入って時間をつぶしたりしてやり過ごすみたいです。そういうところは南国のようで、日本と違うなーと思います。日韓は顔かたちなどが似ているからこそ、かえって違いがよく見えますね☆
日本のパン・・・
朝食は昨日ソウルで買ったパン。「しおあんぱん」とはっきり書いてあります。まさか輸入物じゃないと思うけど…。
口に入るものは日本製をアピールした方が、安全に思われて売れるんでしょうかね?きっと韓国で製造していると思うんだけど (^-^; ま、いいか。
ねじれた松
5月の韓国は様々なイベントデーで盛り上がります。
韓国では母の日と父の日が分かれておらず、両方まとめてアボイナル(父母の日)が祝われるのですが、それが一つ。
また師の日というものもあり、この日は恩師に感謝。それから成人の日もあり、あろうことか日本と同様、子供の日まで5月にあります。そして極め付きなのが、子供の日以外は全部カーネーションを贈るのが一般的であること。
どう考えても5月は花屋のかき入れ時ですね。他人事ながらカーネーション価格の高騰が心配ですし。それでもこれらの感謝デーをスルーすることは、儒教精神の染みている韓国人にはあり得ないことのよう。感謝の心は見習いたいところです♪
夜はサムゲタン
希望者は登山コースへと向かいましたが、私たちは散策などをして過ごし、夕方早めにホテルへ帰着。
「錦山韓方スパ&ホテル休」というのがホテル名だと知りました。知らないでも泊まっていられるのがツアーの楽さです。
館内にレストランもあるので、そこでサムゲタンを。鳥丸ごと一羽入っています。素材がいいからか、体に「気」が入ったみたいな感覚が。医食同源のことを、韓国では身土不二と言うそうですね。日本でも言うかもしれないけど
(^▽^)
三日目を終え四日目へと ('-'*)
貸切バスで
一晩寝るとより効き目が出てきて、体が何となく軽いような。貸切バスで出発し、今日こそ登山へ?と思いましたが、昼頃から雨が降ると聞いて止めました(諦めるの早いですが)。
今のところ晴れていますが、最後まで体調を崩さずにいかなくては周りの人たちに迷惑をかけてしまうので。迷惑かけられるのは、別にいいんですけどね。
一面の人参畑
ではまたもや豆知識へとご案内しましょう。韓国では小学1年生がから英語の授業があります。日本では高学年からですよね。
教育制度ではそこが大いに違っているかと思います。また高校では中国語か日本語を第二外国語として選びます。第二外国語って、日本でもたまーにそういう高校ありますけど。
つまり韓国は海外志向が非常に強いんですね。だから能力があれば海外へ進出する人も多いですし、国内でも難なく外国語を使いこなす人が多く見られます。この点では日本は…遅れてちゃダメだろうなと思います。国際競争力に関わることですから。
自由散策
韓国は確かに学歴社会で、小学校のときからガチガチに勉強するのですが、試験には慣れていない人が多いといいます。
なぜなら韓国では高校までは全部くじで学校が決まり、入試を受けないからです。昔は入試がありましたが、格差ができるからと止めたそうです。
だから一応人気がある高校とかはあるものの、入試は基本やらないのだとか。第一、第二と志望校を書いて、運を天に任せる訳です。そのため大学入試となると、人生初の入学試験なので、緊張したりして大騒ぎになるということです。パトカー出動しているの、毎年のようにニュースで見ますもんね。
大学入試で大騒ぎになるのは、試験会場が直前まで知らされないことにも原因があります。せめて1週間前に知らせてくれたら下見にも行けるのに…。外国っていいな、とか時々思いますが、それにはそれなりのからくりがあることも多そうですね。与えられた環境で喜んで生きていかねばと思います (((uдu*)ゥンゥン
雲行きが・・・
低めの山を一人で散策しておりましたが、次第に雲行きが怪しくなってきたので下山。一人でしたが、賛美したりお祈りしたり、いい時間を持てたかと。
下りたら何もすることないのかなと思っていたら、登山組も戻ってきて、他のプログラムをという流れになり、地域の演劇を観に行こうということに。
それは大歓迎です!まさか韓国で演劇を観られるようになるとは。昔から演劇をやってきたので、いつかチケットでも取って…と思っていましたが、旅行中にそんな余裕があったためしがなく。うれしいですー♪
ミュージカル「選択」
観たのは錦山地域の人々(プロではなくアマチュア)によるミュージカル。
折しも師の日だということで、先生をテーマにしたものでした。
ミュージカルだから、言葉は十分に分からなくても感動しました。音声ガイドみたいなもので、友人のAさんが翻訳してくれたのを聞けたし。神様からのプレゼントだなと思うくらい、いい思い出になりました (o^―^o)
ゴルバチョフが来た!?
劇が終わって外に出たら雨は止んでいて、まだ空は暮れていませんでした。大屯山(テドゥンサン)自然休養林の中にある食堂に移動して、今日は山菜を使った料理を。
なぜかはよく分からないけれど、この食堂には ゴルバチョフが来たことがあるそうで、それを記念してゴルバチョフの顔が壁に描かれていたりします。
山荘風の鍋料理
店の主が出てきて、ゴルバチョフの話もしてくれたのですが、私の理解力が足りないのか、いまいち内容が把握できませんでした。あとでAさんにちゃんと聞いてみよう…。
山荘風の食堂でいただく鍋料理は、飾らない感じで味わい深かったです。山で採れたキノコが豪快に入っていて。今夜も「気」を蓄えて、おやすみなさい☆彡
マザーテレサの言葉
マザーテレサの言葉にこういうものがあります。
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
運命になる――。運命とは、自分の行く先ではないでしょうか。
自分が最後に行く先、至る所がどこになるのか、死を前にするまではあまり深刻に考えずに歩んでしまいそう。
だけどそれが今日この時の思考から始まっていることを覚えておかなければならないのでしょうね。私の運命は今からつながっているのだと。そんなことを思った一日でした
(o^^o)
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